1. 腰痛はなぜ起きるのですか?

患者様によく【ぎっくり腰】腰痛の違いや、なぜ癖になるのかの質問を受けます。
【ぎっくり腰】は全く歩けないものから程度はそれぞれですが、
急性腰痛の総称で、慢性的な腰痛と区別します。腰痛は大きく3タイプに大別されます。

①骨からくるタイプ(椎間板ヘルニアなど)
②筋肉からくるタイプ(筋膜性腰痛など)
③内臓疾患からくるタイプ(胆石など)

当然複合的な要素はあるでしょうが、ここでは一番多い②筋膜性の腰痛についてご説明します。

例えば、体重が30Kgの子供と60Kgの大人がシーソーに乗ってつり合うには、
子供が大人より支点から2倍遠くに乗らなければいけません。

これを人間の腰で考えてみましょう。仮に、体重がこのところ増加して
80Kg(上半身60Kg)になった人がいると仮定します
(腹筋がなくなってお腹が出てきてしまった体型です)。
すると、腰の筋肉で上半身を支える重さ(強さ)は約240Kgになります。

つまり腰は、常に240Kgで引っ張っているのです。

そんな腰の環境の中で、『少し寒くなったり』『仕事で疲れたり』すると、 筋肉が悲鳴を上げる・・・これがギックリ腰です。 「ぎっくり腰ってクセになるんですよね?」とよく質問を受けますが、 クセになるというより『ぎっくり腰になる環境が腰に出来上がってしまった』ということです。

2. 改善方法

①マッサージ(血行や筋肉の柔軟性改善)
②整体(身体の捻れの改善)
③東洋医学的アプローチとして鍼灸や吸角治療(身体バランスの改善)
④毎日の少しずつの、布団の中での軽い腰痛体操やセルフストレッチ  (筋力アップや柔軟性効果)