片目の奥やおでこが痛い!頭痛の一種かな⁉[39歳・男性]



特にお酒を飲むと目の奥がえぐられるように痛い!病院で脳の検査をしても異常なし。様子をみましょうで終わってしまいました。
あえて病名をつけるなら『群発性頭痛かな。。』とお医者様。

群発性頭痛とは、簡単に説明をします。
片側の目の奥がえぐられるような鋭い痛みが起こる、症状からくる病名。

20代~40代の男性に多く、数分~数時間の間に反復的に症状が出やすい。

特徴として大きく3つほどあります。

 ①片側の目の奥からこめかみ辺りが痛くなる。
 ②痛みが数分から数時間に反復して持続的に起こりやすい。
 ③発作時はじっとしていられない(頭が揺さぶられるような激しい痛み)目  の充血や流涙、そのため鼻水が出るなど

原因としては諸説ありますが、ストレスも大きな原因かもしれません。
発作は約半年から3年の間、人により不定期に起こるといわれており、
原因がわからない頭痛はお薬の対処療法しかなく、なかなか治りにくい症状です。

そういえば、患者様は芸能人、ストレスの多い業界ということは想像つきます。
以前はよく仕事でお酒のお付き合いがあって吞むと痛みが倍増されたそうです。

さて、治療ですが西洋医学で分からない病気は、東洋医学でもきっとわかりません。
しかし東洋医学には治療法はあります。実はこれが強みなんです。

後頭部と首の付け根、解剖だと分界項線(ぶんかいこうせん)、ツボでいえば天柱(てんちゅう)風池(ふうち)の強いしこりを感じました。
鍼と手技でのべ3回ほど、全く痛みが出なくなったそうです。

私たちが積極的な頭痛治療ができたのは患者様が先に脳のMRIなど各メディカルチェックをされていたからです。

危険な頭痛とそうではない頭痛があります(次回のブログで紹介したいと思います)

もしこの患者様が病院に行かれてからの来院ではなかったら、おでこの痛みや目の奥の痛みという主訴で顔面帯状疱疹がんめんたいじょうほうしん(ヘルペス)も疑います。

ヘルペス特有な発疹が出る前に痛み(三叉神経痛、さんさしんけいつう)はおでこや目の周りに出ることが多く、こじらすと一生消えない神経痛をつくってしまいます。

「頭痛も治って、これでお酒も呑める!あっ、コロナでまだまだですね」。。
早く終息を願っております。

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