スマホ症候群ってナニ、美容に影響が…?[60歳・女性]
不眠と起床時からの吐き気と食欲不振、首と肩の辛い凝り感。
顔もくすみがちで、症状をあげたらきりがないです。と患者様。
やる気も全然起こらず、以前まで通っていたピラティスもやめてしまいました。
年齢も年齢だから婦人科や内科に通院したけれど一向に良くならず、処方されたお薬だけ増えてしまって。。
告げられた病名は『自律神経失調症、もしかしたらスマホ症候群かもしれません』とお医者様。
確かにコロナ禍で引きこもりがちの中、スマホを見ていた時間は増えたかも。
お困りの様子で藁をもつかむつもりで頑張って来院してくださいました。
確かに季節の変わり目などに多く見られる自立神経失調症、来院中の患者様にも多く見られます。
ではスマホ症候群とは。
スマートフォンの使い過ぎで起きる諸症状。
首肩の痛み、ドライアイ、視力低下や目の痛み(眼精疲労)、そして女性に大敵なお顔のたるみ。
また、目や脳の疲労からくる二次的な症状として頭痛、めまい、吐き気、不眠、倦怠感や憂うつな気分等、
いわゆるスマホ由来の自律神経失調症です。
ここでスマホ症候群のウチ独自のチェック表を作ってみました。
1.スマホを1日1時間以上は続けて使用する
2.普段から姿勢が悪い(猫背で肩が前に出ている)
3.スマホ使用時はうつむきかげんの姿勢をとっている
4.眼精疲労が辛い
5.首肩がいつも凝っていて痛い(首を後ろに倒すと特に痛い)
6.スマホの画面を見た後、目がぼやける
7.頭痛もちである
8.寝つきが悪く、あまり寝た気がしない
3つ以上当てはまる方はスマホ症候群もしくは予備軍かもしれませんね!
このスマホ症候群の疑いがある患者様の症状をまとめてみました。
①首の症状
1.ストレートネック
スマホ画面をうつむきかげんで見過ぎることによって首の骨の自然なカーブがなくなってしまいます。
それによって重心線が前方に移動してしまい、頭の重さを支える為に周囲の筋肉に大きな負担がかかってしまい
首や肩の強い凝りや背中の痛みや頭痛などが起きやすくなってしまいます。
②肩の症状
1.巻き肩
スマホ使用時の典型的姿勢により肩甲骨や肩腕の筋肉が前に出たままの位置で固まってしまい慢性的な肩こりをつくってしまいます。
2.呼吸が浅くなってしまう
巻き肩や猫背で胸郭が小さくなってしまうことで呼吸が浅くなってしまい、少しの運動でも息苦しさや酸欠による頭痛などを起こしてしまいます。
③目の症状(VDT症候群)
1.眼精疲労、ドライアイ、視力低下
ブルーライトによってピントを調節してくれる筋肉(毛様体筋)や目に入る光を調節してくれる筋肉(虹彩筋)が疲労したり
まばたきが少なくなることで涙が減って疲れ目やドライアイになります。
④自律神経系の症状
1.交感神経優位の状態
スマホからの情報刺激に交感神経優位な状態が長く続き、体の血行が悪くなる事も重なり頭痛や吐き気、不眠や動悸といった症状がでたり、さらに悪化するとイライラや憂うつ気分といった精神症状も深刻になります。
⑤美容への影響
1.しわ、たるみ
スマホ症候群は美容にも影響が大きいと言われています。長時間の下を向きながらの姿勢から顔のたるみやしわが増え『スマホ顔』
になってしまうことがあります。
2.老け顔
スマホをみているときの表情は乏しく表情筋が凝り固まってしまい筋肉が衰え、血流も乏しくなる事から顔色が悪くなり
しわやクマが出来やすくなります。そして瞼が垂れて目が小さく見えてしまいます。
またスマホ画面を見ているときは下向きになっていることから、あごが二重あごとなりがちで、ほうれい線も目立ってしまいます。
患者様のお辛さはスマホ使い過ぎのみではないかもしれませんが、それが大きな要因になっていることも事実です。
まずはスマホゲームは最低限にして、全身のマッサージで血流改善、自律神経を整える施鍼と背部消化器系のツボにお灸と鍼。
お時間のある時はプラス美容鍼。
4.5回目から徐々に回復してきてお顔つきが全然変わってきてくれました。
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